琉球藍研究所について
化学染料では表現する事の出来ない独特の風合いと深みを持った琉球藍の色を、「RYUKYU BLUE®」と名付け、自ら畑を耕し、植物を育て、染料を作り、染加工まで一貫して行い、藍の可能性を探求する。
それが私たち琉球藍研究所です。
沖縄の誇り、琉球藍の伝統を
今後何十年と続く産業にしたい
沖縄で古くから栽培され、藍染の染料として使用されていた琉球藍は、沖縄の染織にとって欠かせない染料です。その栽培方法は過酷で、良質な藍葉を育てるためには、徹底した栽培管理や技術、製藍の過程での重労働に耐える強靭な体力と精神力が必要です。また、発酵状態や製造段階で使用する貝灰の量を見極めるためには長年の経験と熱練を要します。
昔から伝えられてきた方法により生み出された藍を用いて手作業で一枚一枚染めては洗いを丁寧に繰り返すことで、化学染料では表現することのできない独特の風合いと一枚一枚表情の違った深みを持ちます。琉球藍は、沖縄のきれいな海の様な深みを持った文化の色といえましょう。しかし、時代の流れと共に安価に手に入る化学合成インディゴが普及してからは、手間暇がかかる藍の仕事に従事する人も少なくなってしまいました。
琉球藍の素晴らしさに触れ、この文化を伝えていくために私たちにできることは何だろう?
文化・継承という言葉は安易に誰しもが使える時代ですが、一から本気で取り組む人はごくわずか。ものづくりを始めた頃から私たちの片耳にへばりつく「文化」は私たちの原点です。本気で取り組む人がいないのなら自分でやってみようと思いました。デザインで物や空間を作る立場の人間がなんで今の時代にそれをやるのか?とよく言われますが、今だからこそやるべきだと思ったし、自分たちの次のステップはここにしかないと信じて邁進しています。
まずは藍の栽培からです。耕作のために土壌を作り、管理技術を試行錯誤です。作品に繋げるまでにはとても時間がかかりますが、沖縄の伝統工芸としての琉球藍を伝えていくために原料から育てることが大切だと考えています。化学合化学染料では表現することのできない独特の風合いや深みを持った沖縄の文化の色を私たちは「RYUKYU BLUE®」と名付けました。
琉球藍研究所について
概要
- 名称
- 琉球藍研究所
- 代表者
- 嘉数義成
- 事業内容
- 琉球藍の栽培、泥藍の製造・販売、染めの加工受託、製品の販売
- 電話番号
- 070-3803-9255
- メールアドレス
- info@ryukyu-indigo-labo.jp
- 住所
- 〒901-0241 沖縄県豊見城市豊見城1114-1
おきなわ工芸の杜 工房4番