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RYUKYU BLUEとは何か

「この青、なんか違うよね」


琉球藍で染めたものを見たとき、そう言われることがよくあります。

でも、その“違い”を言葉にするのは意外と難しい。


RYUKYU BLUEとは何か?それは単なる色の名前ではありません。

結論から言うと、

琉球藍でしか生まれない“時間と環境そして着る人と共につくる青”だと考えています。。


今回は我々が考える時間と共に価値が生まれる過程をお話ししたいと思います。


藍染の色は現象である

一般的な化学染料の青は均一で再現性があり変化しないように加工する事が工業製品として完成された色です。

一方で、琉球藍の青は違います。

一点ごとに違い時間とともに変わり同じ色は二度と出ない。

つまりこれは「色」ではなく、藍染のプロセスの結果として現れる現象です。

藍染は光と酸素で生まれる青

琉球藍は、染めた瞬間から青いわけではありません。

染料に浸した布を引き上げ、空気に触れた瞬間、酸化によって徐々に青へと変化していきます。(酸化と還元)


この変化は中々コントロールしきれるものではなく、

その日の気温や湿度、染料の状態によっても変わる。つまり、

自然の反応そのものが色をつくっているということです。


詳しく藍染の原理について書いた記事は「藍染とはなにか?」↓の画像をタップするとご覧になれます。

 

重なってできる色の深み

 

藍染は一度で色を完成させるものではありません。

染めて、空気に触れさせて酸化させて、また染める。

この工程を何度も繰り返すことで、色が重なっていきます。


その結果、色のレイヤーが何層にも重なり奥行きのある青、光の当たり方で変わる表情が生まれ単色ではない複雑さが生まれます。



使うことで完成していく

我々が提唱するRYUKYU BLUEの本質はここにあります。

一般的な製品は、完成した状態で手元に届き、そこからは劣化していく一方です。

しかし琉球藍を使う我々は違うと考えます。

着る、洗う、擦れる。

その積み重ねによって、

色は落ちるのではなく、

整い、変化していく

使うことで完成していく青沖縄の環境がつくる色だと考えています。


琉球藍は、沖縄の環境の中で育つ植物です。

高温多湿の気候、水質、木漏れ日のような適度な陽射し、そうした条件が、藍の性質や色の出方に影響します。

 

同じ藍でも、場所が違えば色も変わる。

だからこそこの青はこの土地でしか生まれない色だと考えています。

 

未完成であるという価値

RYUKYU BLUEは、完成された色ではありません。

むしろ、変わっていくこと、コントロール出来ない揺らぎがあること、均一ではないこと

そこに価値があると考えています。

買った瞬間がピークではなく、

そこから時間をかけて育っていく

服は、買ったときが一番きれい。

多くの人はそう思っているはずです。


新品がピークで、そこから少しずつ劣化していく。

色は落ち、形は崩れ、やがて手放される。


それが「当たり前」になっています。

でも、もし

使うほどに良くなり「味」が増す服があるとしたら。

物事への目線や意識、価値観の違いでもっとその服を着る事が楽しくなると思います。



現代の服は、均一に作られ、均一に仕上げられ、完成された状態で売られる…「量産された完成品」です。

だからこそ、変化しないこと、劣化させないこと、均一である事が前提になります。

しかしずっと新品のような状態を維持出来る物ではなく本来、布は変化するものです。

使えば馴染み、時間とともに表情が変わるものです。



言い換えれば育てる服という考え方

育てる服とは、時間とともに価値が生まれていく服のことです。

それは、使うことで風合いが増し色が変わり身体に馴染む

新品の状態では未完成でそこから完成へ向かっていき着ること自体がプロセスになります。


変化は劣化ではない

色落ち、擦れ、シワ

これらは一般的には「劣化」と呼ばれます。

でも、それは本当に劣化でしょうか。


見方を変えると、

使った痕跡、時間の積み重ねその人の生活の形でもあります。

変化は価値を下げるものではなく、

価値をつくるものでもある。



琉球藍研究所が体現するもの


我々が琉球藍で染めた服は、この考え方を体現しています。


藍の色は繊維の内部に固定されるのではなく表面に層として重なります。

着る、洗う、擦れるという日常の中で少しずつ変化していきます。

それは色が落ちるのではなく余分な色が削ぎ落ち、整っていく過程です。

 

一点物になるということ


同じ服でも最初は似ていても、時間が経つほどに違いが生まれます。

着方、生活スタイル、環境によって色の抜け方も、風合いも変わる…

 

つまり最終的には、

その人だけの一着になるということです。

新品でまっさらのピシャッと糊付けされた服も良いですが使い続け肘や膝、背中の丸みが程よくクセが付いている言わば[味]が生まれてくる。


使い続けるという価値

育てる服は、大切にしまっておくものではなく

使い続けることで完成していくもの、変化を恐れるのではなく変化を受け入れる。

その積み重ねが服の価値をつくっていきます。

使うことで完成していき時間とともに変化し、

その人の生活を映し出すもの。

新品がピークでその後は劣化の道を辿るのではなく、これから先に価値がある服

RYUKYUBLUEとは時間をかけ環境と着る人と共に仕上がっていく独自の青だと考えています。

 

 

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